北京での「白乾」、年末の悠久の歴史に文化の闇と重層を感じる。 |
呑むはげみ、書くはげみ、 10位復帰、ご声援ありがとうございます。 ■下クリックを! 人気blogランキングへ 上のを、ぽちり、クリック宜しく 三泊四日で北京に行っていました。 二回目の北京。これまで、上海が好きで好きでたまりませんでしたが、 どっこい、「北京の深みに、どっぷり漬かりました」。 一回目は、ツアー旅行。表面的な名所を するっと廻るだけ。料理も「薄っぺらな、日本のお手軽中華屋さん」の作るような のっぺりした、同じような味ばかりに辟易。 今回、4日間、全く「ぶらり漂流」で、ここまで深いかと感動。 ■空港からホテルまで送ってくれた旅行社の方は まさに北京を愛してやまない方。 「上海がいいけど、北京もいいでしょうねえ」と言おうものなら、 「北京は歴史が違いますよ、五千年の歴史がありますよ。 上海はたった4百年ですよ。(たった4百年というのがすごい!) それに、北京原人もいるから!(北京原人まで持ち出すことに圧倒された)」 自負と誇りに満ち満ちている。 ■返りの旅行社の方も、送ってくださった方以上に北京を愛している 「世界遺産の数が違いますよ。いまでも数々申請中です。 上海は豫園ですが、あの程度の歴史のものなら北京は 240以上ありますよ。歴史が違います。 北京は4日くらいでは、ほとんど分かりませんが、 上海なら1日でまわれますよ」 何たる自信、愛着。 ということで、 文化の重層 に 圧倒されて帰ってきました。 今回の、目的の 中国焼酎 「白乾」 現地で呑み、持ち帰って 呑んでいます。 旨い! 帰る前の晩、遠くに出ての食事も面倒なので ホテルの近くで探す。素朴な感じの店。 この近くは、新彊ウイグルの出先役所があるようで イスラム系の料理屋もあるようだ。 入った店も、一種独特の雰囲気アリ。 メニューも、ホイルモン系から肉系が多い。 分からないので適当に頼むと、マア独特。 シンプルで素朴なガスコンロに鉄鍋が乗り 中で肉が煮える。唐辛子の量に圧倒される。 ・なんとも、あっけらかんとして素朴な味。 でも深みがある。4日間で一番素朴で荒削りの味。 近所のおっちゃんが「飯を食いに来る」感じの店。 羊のホルモンだろう。新世界のホルモンが懐かしくなる味。 まったく、「奇を衒ったり、おいしく味をこねまわそう」が微塵もない。 観光用の料理屋では絶対食えない、まさに絶品。 すごい量で、200円くらい。 ◎あまりの旨さに、包んでもら持って帰って 今喰っている。 何か、味が深まっている感じがする。 旨い では語れない 味わいあり! 返りの迎えのくる10分前、近所の「立ち呑み」をしていそうな 小さな酒屋で、「白乾」を買う。店頭で、料理も売っている。 500ミリリットル瓶で 5元 10元 15元 の三種類 地元のオイさん用なので、あくまで安い大衆向け 一寸いいのは、80元から120元くらい。 確かに、高いのは 香り 後味 がいい。 でも、安いのは、勢いがあって旨い! 味と料金が必ずしも比例しないのは 日本と同じ ◎◎10元(約150円)を3本買って 飛んで帰る(客の酒飲みオイさんにひやかされたが) そしていま、 素朴なアテで白乾を飲む 至福 呑むはげみ、書くはげみ、 10位復帰、ご声援ありがとうございます。 ■下クリックを! 人気blogランキングへ 上のを、ぽちり、クリック宜しく |
by tatinomi1
| 2008-12-31 08:42
| 哀愁的上海
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Comments(4)
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syotikure at 2008-12-31 13:08
北京の「深さ」、興味が湧きますね~。
北京原人まで引っ張り出されたら、 対抗できるのはジャワ原人かオーストラロピテクスぐらいでしょうか?(笑 日本の旧石器・縄文文化、隼人・熊襲・蝦夷・アイヌ・琉球の系譜もじっくり勉強してみたいところです。 今年もお世話になりました。 良いお年をお迎え下さい。
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MSHIBATA
at 2008-12-31 15:16
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遊星ギアのカズ
at 2008-12-31 21:01
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ブログのお休みが気になっていましたが、北京とは。
神出鬼没、年末もHAKUDOUワールド炸裂! 酒と店と町と人に寄り添い、こよなく愛する師匠には、 モノゴトに対する、尋常ならざる視点をご教示いただきました。 ありがとうございました。 よい年をお迎えください。
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立ち呑みhakudou
at 2009-01-01 09:16
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芝田さん
年末のご出版の快挙!本屋の店頭で見かけます! ほんとによかったですねえ。 旧年中は、大変にお世話になりました。 本年もどうぞ、よろしくお願い申し上げます。 しょちくれさん 中国の重層の闇に勝てるのは、「縄文文化」 しかありませんねえ。いきとしいけるものの「命の本質」 を愛でる縄文の心こそ世界に誇る文化ですねえ。 言葉に拠らない縄文神道の世界、 奇しくも中国の洗練文化である 禅の「不立文字」に通底しますねえ。 根源でのつながりは不思議です。 遊星ギアのカズさん 今回の北京で、もっとも感動したのは 「湖南料理」、辛く辛く死ぬほど辛いのですが 「辛さの平穏」があります。 なんでも、唐辛子を一度漬物にして使うらしく 辛さの「奥行き」が違います。 とんでもない文化の深みです。完全に、参った、でした。 ぜひ、またご一緒したく・・・・。 |
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