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「立ち呑みの流儀」発売中★「酔ってらっしゃい、魅てらっしゃい」、浪速の立ち呑み研究家の、漂流エッセイ。汚れた画面の背後にある、「コップの美学」をお楽しみください。
by tatinomi1
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●「幽けきもの」に耳を澄まそう。「声無き声」に耳を澄ませよう。


●不要なものは排除しょう。酒屋の「立ち呑み」は究極のシンプル。それでいて、こころ満たされる。


●自分の「感性」を可愛がろう。マスコミや時流に乗った「プラスチックの薄板」のような人間の「たわごと」に乗らないようにしよう。「吾は我」。好みに高低も貴賎もない、「目をつぶるなかれ」。自己のセンサーを信じよう。

●「デザインされるな」。「プラスチックのようなセンス」
に覆われるな」。

●「人生の些事」こそ生きる糧にしよう。古代縄文の民の愛したのは、身辺の名もなき草花。




生きる力の源は身近にある、「心が曇ると」それが見えない。







縄文の「素朴な命」を遊ぼう。











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角打ちは「小さな荒野」。心の中に小さな荒野を持とう!



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完成された、質の高い、上質の酒場はそれだけで文化である。
洗練の極みを求めることこそが「文化の円熟」というもの。

だが日本人の根底に宿る「縄文の闇」

全てを受け入れ包む混沌の世界。
これは、この、コップと酒だけで構成される

「角打ち」

に似ている。洗練の調度、音楽、食器
気の利いた酒、腕によりを掛けた料理。
この全てがなくとも、成立する、

いや、

屹立する世界。




先日の、高台の角打ちで確信。


角打ちは

「小さな荒野」

であると。



遥か北方の騎馬民族が、
あるいは大航海時代の船で
酒を酌み交わす記憶。

遥かなる、遠大なる記憶の世界。


完成されたものでなく、
未完の茫洋感。



そうだ、

「小さな荒野」を心に持ち続けることこそ
角打ち士たる、矜持ではないか。


いい酒も、あえて求めない
いいあても、あえて求めない


「角打ち」の鉄則ではなかろうか。


    ※「あえて」という文言は強調したいが。




■「角打ち」は「小さな荒野」ではないかと考えながら

 あてを、探していると、なんと

 「小さななこうや」



 なるものを発見。

角打ちは「小さな荒野」。心の中に小さな荒野を持とう!_c0061686_8552987.jpg









■お店の方に、作ってもらえるか頼むと

 快く作ってくれることに。

 レンジでなく、きっちり15分くらいかけて

 美味しく作ってくれた。

角打ちは「小さな荒野」。心の中に小さな荒野を持とう!_c0061686_856757.jpg









■これには、

 「琥珀色の恵比寿」

 いい、組み合わせ!

 「小さな荒野」で出遭った「オアシス」

角打ちは「小さな荒野」。心の中に小さな荒野を持とう!_c0061686_8575817.jpg









小さな荒野を出れば

銀世界。

角打ちは「小さな荒野」。心の中に小さな荒野を持とう!_c0061686_8584589.jpg











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by tatinomi1 | 2009-01-12 08:07 | 角打ち名店厳選珠玉 | Comments(4)
Commented by 同期のチューバ at 2009-01-12 12:58 x
メーカーが「レンジで5分、鍋なら10分」と表示しているものを
じっくり15分もかけて調理してくれるなんて
当然売値の200円しか取られないと思います
さすがHAKUDOUさんお気に入りの崖上の角打ちですねえ

でも「角打ちは小さな荒野」と考えながら
あてを探していたら「小さなこうや」が有ったとは(笑)

出来過ぎではないかと半分疑っている私ですm()m

でも、
Commented by tatinomi1 at 2009-01-12 15:36
これはこれは。同期のチューバさん。
もちろん200円です。これ、なかなかおいしいですねえ。
よくできた製品です。

◎どちらがさきかわたしもわかりません。
 噺というのは、いつも、よくできているものなのです。
Commented by 同期のチューバ at 2009-01-13 19:42 x
疑ったりして大変に失礼しました

荒野豆腐いや高野豆腐は私も時々調理しますが
色々な味に染まってくれるので
その度に違う味付けに挑戦しています
楽しいですよ(笑)

連れ合いが私色に染まってくれなかった反動でしょうか(T T)
Commented by 立ち呑みHAKUDOU at 2009-01-14 22:31 x
ははは、のは。

同期のチューバさん、いい追求。
ははは、が答えですよ。ははは。
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