値段表、伝票のない「浪速立ち呑み」の名店 |
宜しくお願いします 応援クリック 今日も、あまり寒くない。どうも天候不順。 「面白い恋人」が本家から訴えられている まあそりゃあ、そうだろう。 昨日は、本当に久しぶりに 西天満の雄「松浦商店」へ 実に浪速風情のある名店。 武家文化の東京。商人文化の浪速 とかく江戸の人間は、現代の大阪を 「品がない」と口汚いがどっこい 浪速商家の品格は大阪の誇り 松浦商店の品の良さはどうだ。 客筋がまた実にいい。 裁判所の近くなので法曹界の客も 多く、柄の悪いおっさんのたむろする がラッパチ立ち呑みとは一線。 私はといえば、実際は戦後の 闇市のような、荒っぽい立ち呑みが好み。 ■金盃と梅焼き■ style="line-height:1.4;"> 先ずは迷わず「金盃」と「梅焼き」 何時もの「金盃」を。実際は内紛の「金盃」を切り捨て 「福徳長」に乗り換え久しい。「金盃」より旨い。 天満宮の近くだけに、ここの「梅焼き」は絶品。 この店で「どてやき」を食べないと あとで悔やまれる。おそらく 酒屋の立ち呑みで提供される「ドテ焼き」 では、最高の部類。以前より少し小ぶりに なり、若干味が落ちたきらいもあるが 値上げせず頑張る姿勢がいい。 ◎ジャンジャン街の「てんぐ」も 好きな「ドテ焼き」が食える が、こちらのほうが上品。 ここで失敗。山椒をかけすぎ。ふたが取れていた。 山椒の間違いは「画面参照!」 でも、さほど辛くない。勿体無いので 味噌に練りこんで食った。 山椒の辛さは、漢字では「麻」 しびれる感じの辛さ。 唐辛子の「辛」と異質。 和風のからさである。 このグラスは、なんとも手になじむ。 中身は「福徳長」でも ■本題■ 改めて思えば、ここには「料金表」も「伝票」もない 大将と女将、いや殆ど大将が、目の前の皿と 徳利で、瞬間に勘定する。 焼酎だけは、呑んだ分小さい紙に書いて 客の前に置くようだ(私は飲まないので) 酒、ビール、アテはテーブルの現物で 解かるが。ドテ焼きも串でわかる。 おでんが不明。個数によって皿を変えるのか。 ここだけが、解からん。ひょっと、記憶しているのかも。 2人では最大35名以上をこなす。 1人でも15人以上は一度にこなす。 ◎料金表、伝票廃止の理由は? もとは、値段表があった。伝票はなかったかな。 客と、値段のことで何度かもめごと。 ここは客筋がよすぎ、多少のことは 言わないおおらか世界。 何十円の話はしない。 周りの客に不快感を与えるとして決断 メニューはあるが料金表は撤廃。 それ以降、大人の世界。 誰一人、料金表がないのを 困ったといわない上客。 この店にふさわしくない客はどうぞ よそえ、という方針。 ◎だが全く高圧的な振る舞いも無く 上品な浪速商家の鑑のような店。 単に呑んで、食って旨いだけでなく、 こういう視点で、浪速立ち呑みを 楽しめば、楽しみは さらに深まること、請け合い。 宜しくお願いします 応援クリック 入会受付中! ■神戸角打ち学会 ようこそ神戸角打ち学会へ ■ 「食べログ」に挑戦! 「立ち呑みHAKUDOUのレストランガイド」 ※「一軒屋」「夢屋」「鬼やんま」 更新復活! ■ 別館も御贔屓に 「 立ち呑み漂流別館(国酒の将来を憂うる)」 「煮秋刀魚 」 |
by tatinomi1
| 2011-11-29 06:23
| 立ち呑み名店
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Comments(4)
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神戸のおいさん
at 2011-11-29 14:16
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松浦商店、以前一度行ったことがあります。
土曜日で看板が早くて行ったときには客は誰もいませんでした。 ご主人お一人でしたが 「いいですよ!」 と飲ましてくれました。 あわてて飲んだし何を食べたかも忘れました。 改めて早い時間にお邪魔したいお店です。
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ゾウアザラシ
at 2011-11-29 15:14
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香辛料にS&Bさんの物を置いてあるだけで見識の高いお店だと推察します。
さすが浪速の名店です。
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tatinomi1 at 2011-11-30 06:58
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tatinomi1 at 2011-11-30 07:00
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