日本酒の安酒化「紙パック酒の現実」いまここまで。 |
宜しくお願いします 応援クリック 寒いといっても、暖かくなるものでなし。 今日はさほどに、寒くない。 最近映画で「東京家族」が話題。 小津安二郎の「東京物語」をベースに 置いた作品。山田洋二監督の手になる 「家族」「絆」が得意な監督なら きっといい作品になるだろう。 思想信条老若男女フアンの多い 監督の作品に期待。 ■本題■ 発泡酒、第三のビールにすっかり お株を奪われたビール。 国酒たる日本酒は、焼酎に 追いやられ青息吐息。 焼酎は、いまペットボトル 3リットル巨大ボトルなどが 見えないところでひそかな人気。 ◎いい酒を醸す蔵、こだわりの酒を扱う見識の酒屋 いい酒、いい肴を愛する呑み手 そんな素敵な世界ばかり見ていると 思わず、見たくない世界。 でも、これが現実。 この現実を直視するところからしか 日本酒の復権は生まれないだろう 最近の、最大規模のコープ神戸の 酒売り場の現状 もはや瓶より多い品揃え ◎流通コストが安い。持ち帰りも楽、ごみだしも楽 作り手、売り手、呑み手三方よしだが あの「日本酒の品位と気合」が 宿ってない。しょうがないことなのか。 ◎今から15年以上前、狂ったような大吟ブームが起こり それまでの『大量飲酒者』を大事にしない蔵の出現 確かに、酒質は格段に向上したが、 いかんせんこの頃の大吟フアンは数パーセントだったという 愕然たる数値。 その結果がいまの「紙パック」全盛 ◎ろくに燗の出来ない店が増え 10年ほど前、大吟至上主義をあっさり捨て ほどほど酒を愛するように。 ・大吟オタクの頃、燗など邪道とまで思う時期も 角打ちの安酒など飲めない時期も(恥じ入るばかり) 「吟造り 美少年」 「虹の宴」 ※コープ神戸 中身は瀧鯉 この2銘柄にぞっこん。 安く旨くぐいぐい飲める。 いまは昔。もうない。 そんな中、昨日。 安酒でも好みの「白鶴○」の 2リットルを買ってみる。 ※白鶴の業務用キューブパック、 これを良く「立ち飲み」で飲むので 『白鶴○』がすき。 5合は時々買うが 2リットルははじめて。 5合が640円くらいか、2リットルは980円。 なんとも安い。中身は同じなのか? 熱燗でだましだまし飲めばそこそこ 旨い。味も5合とかわらないようだ。 ※コカコーラなどが、通常サイズと巨大サイズと 味は同じか?の疑問に、メーカーは 成分は同じ。と言い張るが、 大きいのは、炭酸ガスの含有がもともと少なく 栓を抜きしばらく置いて飲むので さもありなん。 国酒 たる日本酒。 ますます 大吟・純米 などの上位製品 紙パックなどの 下位商品 2分化の加速 本来の酒徒の飲む、一升瓶の普通酒 この部分が消え入るのが寂しい。 宜しくお願いします 応援クリック お知らせ! 7月11日は角打ちの日です! 神戸角打ち学会 ようこそ神戸角打ち学会へ 8月25日発売 9月号 「月刊 たる」 ◎神戸角打ち学会登場! ※フェイスブック「神戸角打ち学会」もアップしてます ■ 「食べログ」に挑戦! 「立ち呑みHAKUDOUのレストランガイド」 ※御影屋台「いくちゃん」 ■ 別館も御贔屓に 「 立ち呑み漂流別館(ネット暴力糾弾)」 「姫路は食堂も龍力!」 |
by tatinomi1
| 2013-01-08 06:54
| 日本の国酒
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Comments(7)
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多田
at 2013-01-08 16:29
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昨日、御手洗さんで溝口会長にお会いしました。私も三ヶ月振りくらいで話も弾みました。はい、今度会った時によろしく言っときます。溝口会長もはくどうさんによろしく言っといてといわれました。
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yayoishibainu
at 2013-01-08 19:33
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こんばんは。。。
虹の宴 美少年 愛飲しておりました。 いつの間にか 店頭から消え 数年 昨年より 我家の定番 菊正宗 『灘の恵み』 コープ神戸ブランド 醸造用アルコールの適度な用い方 昨今の安価な純米酒 酸味が、少し過ぎるかな? 柱造りの酒 こちらも楽しんでおりますよ。
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神戸のおいさん
at 2013-01-08 22:47
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2分化の加速は日本酒だけではありませんね。
焼酎やビール、最近はワインもですね。 今日、県人会の新年会に三ノ宮のある居酒屋で20名ほどの役員で行ってきました。 飲み放題は、ビールと日本酒、焼酎(麦・芋)等でしたが、使ってる酒を厨房内で見ると、言われている2分化されてる酒類でした。 三ノ宮のど真ん中、飲み放題で1,000円~1,500円、止むを得ないのか・・・ ただ!飲めば良い、酔えば良い、安ければ良いと言う世界なのか? 考えさせられる飲み会でした。(角打ち学会として)
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立ち呑みHAKUDOU
at 2013-01-09 06:31
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立ち呑みHAKUDOU
at 2013-01-09 06:37
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神戸のおいさんさん
安酒に群がる「飲み放題居酒屋」、その日本酒の味をこんなもんかと見限る、飲み始めの若者。 ある面、日本酒業界の今後の明暗を決めるポイントですね。 ◎一方で、「こんなに旨い日本酒」をアピールする地方の良心的蔵。一方で『安酒』をばら撒く大手。でもどちらが善でどちらが悪というわけではありませんね。 ◎角打ち酒屋では、絶対に「紙パック安酒」は出しません。プレミアな大吟醸も絶対に出しません。近所のおいさん達が普通に飲む酒を提供する。だから角打ちが好きです。
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立ち呑みHAKUDOU
at 2013-01-09 06:40
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完璧さを求め続けたフェラガモは、美しさと機能性を見事に融合させ、靴作りを芸術の域にまで高めていきました。
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