★雨月残影(3)。佐伯名物番匠川の「鮎にがうるか」。こりゃあ珍味。 |
あゆのはらわたの、塩辛。 あゆの鮎たる所以は、はらわたの「独特の苦味」 ■北九州の料理研究家 山際千津枝先生(我が人生の師)によれば 酸っぱい、は「腐った」という「信号」 苦い、は「毒だ」という「信号」 だから、「甘い」を単純に好む。と。 「苦い」は子供には拒絶される高度な味わい。 今の子供は、鰯の丸干しを食べないし、食べても苦い腸の部分は食べない。 ◎なんと、この「にがうるか」は、あろうことか、鮎の苦い腸部分のみ集め 塩漬け、塩辛にしたもの。 口がひん曲がるほど、苦い。 この一瓶、1800円くらいの高価なる珍味。 河野酒店、ご主人の釣った「天然番匠川の鮎」の腸の味がする。 鮎はその水系の苔の味がする、といわれるが、 このにがうるかこそ、郷里佐伯の番匠川の地霊の味。 焼酎より日本酒。「佐伯櫻」がなかったので 「西の関」でいただく。もちろん郷里の「無敵」のアテに供したことは いうまでもない。 東京や大阪の、地霊と切り離した「舌先だけの呑み場」では 経験できない、地場の「磁場」世界である。 クリック、してください★ ■人気blogランキングへクリック宜しく |
by tatinomi1
| 2006-08-19 12:28
| 縄文日本の心栄え
|
Comments(0)
|
<< ★縄文の知恵。簡易ソーラーへの... | ★雨月残影(3)。清流番匠川の... >> |