「鍋持参の客」。八丁目の九ちょう目の麗しき人生模様! |
別府駅。高架下「駅市場」を 大分方面に約100メートル。抜けると、どん詰まりに 「たこ焼き屋」。ここを右に曲がり(山側) 信号を2つ目の手前左にある、居酒屋名店。 金曜日のこと。7時半ころだったか。 鍋を持った老婦人が席に座り「鍋」を出す。 「おでんを、いれて」 「なにがええんかなあ」 「玉子、大根、・・・・・」 なんと渋いのみ客とみたが どうも、様子が違う。 独り身の晩酌のおかず。いや、晩御飯。 都合、1000円分。 ●ブラックボックスのような大鍋から、 ヒョイ、ヒョイ。狙った獲物をお玉で取り出す 大将。 一体、この大鍋には、どれだけおでんが 沈んでいるのか。 謎の 深海のような 鍋。 ステンレスの小ぶりな立派な鍋。 帰って温めなおすと、旨いだろうなあ。 ■子供の頃、鍋を持って カキ氷を買いに行った記憶。 こういう風景は、いいなあ。 コンビ二におでんを買いに行くのと 「人生の深み」が違うなあ! 地方都市の ゆるやかな 美しい 文化である。 触発され、厚揚げを頼む。 こういう、四角い厚揚げは 関西のおでんシーンでは見かけない。 味は「シンプル」、旨い。 大鍋を固定する、 コールタールなのか。 味わいの深みを感じる。 こういう店が どんどん消え行く 淋しさ。 世の嗜好。 世の流れ。 致し方なし。 ☆おお!10位!嬉しい。 ■人気blogランキングへ クリック宜しく お読みいただいてありがとうございます。 これからも立ち呑み漂流、宜しくお願い申しあげます。 素朴で真摯な「日本一小さな酒蔵」の日常日記 「地霊の酒」復権友の会推薦BLOG 明日香の霊力の蔵 |
by tatinomi1
| 2007-09-09 12:24
| 縄文日本の心栄え
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