■「棗(なつめ)」の味の淡さに秋を感じる、の巻。 |
呑むはげみ、書くはげみ、 ■ 人気blogランキングへ ◎無念、10位転落! 上のを、ぽちり、クリック宜しく ●ご支援クリックを 金木犀の香りに、秋の深まりを感じる。 栗、銀杏が店先に並び、蜜柑も だんだん大きく、安くなるにつけ、 夏の暑さが、思い出されるなあ。 ■先日、高台の「角打ち」の帰り 帰り道の、藪になんとも懐かしい 棗 に出遭う。まるでリンゴのミニチュアのよう。 昔、郷里の大分県佐伯市の禅寺 「養賢寺」に座禅に行っていた頃 ここの雲水に、庭にある「棗」を教わり 「味があるか無いか」の淡い 味に魅せられる。 いまや、 哀愁のない 「プラスチックのような」味になれた若者は 「あけび」「かき」「栗」「いちじく」ましてや 棗 などには、見向きもしないだろう おお、懐かしい、あの時の味。 しかも、この棗は、旨い! ■棗といえば、乃木将軍、日露戦のとき 敵の将軍ステッセルと会見の模様を描いた 水師営の会見に出てくる。 棗といえば、無骨な「武人」 乃木将軍が浮かぶ。 遠い明治の芳しさがあるなあ。 「水師営の会見」 佐々木信綱作詞・岡野貞一作曲/文部省唱歌 -------------------------------------------------------------------------------- 旅順(りょじゅん)開城(かいじょう) 約成(やくな)りて 敵の将軍 ステッセル 乃木大将と会見の 所はいずこ 水師営 庭に一本(ひともと) 棗(なつめ)の木 弾丸あとも いちじるく くずれ残れる 民屋(みんおく)に 今ぞ相(あい)見る 二将軍 乃木大将は おごそかに、 御(み)めぐみ深き 大君(おおぎみ)の 大(おお)みことのり 伝(つと)うれば 彼(かれ)かしこみて 謝しまつる 昨日(きのう)の敵は 今日の友 語ることばも うちとけて 我はたたえつ かの防備 かれは称えつ わが武勇 かたち正して 言い出でぬ 『此の方面の戦闘に 二子(にし)を失い給(たま)いつる 閣下の心如何にぞ』と 『二人の我が子それぞれに 死所を得たるを喜べり これぞ武門(ぶもん)の面目(めんぼく)』と 大将答(こたえ)力あり 両将昼食(ひるげ)共にして なおもつきせぬ物語 『我に愛する良馬(りょうば)あり 今日の記念に献ずべし』 『厚意謝するに余りあり 軍のおきてに従いて 他日我が手に受領せば ながくいたわり養わん』 『さらば』と握手ねんごろに 別れて行(ゆ)くや右左(みぎひだり) 砲音(つつおと)絶えし砲台(ほうだい)に ひらめき立てり 日の御旗(みはた) ■ ■ ■ 無骨な時代の「かぐわしさ」 のようなものが 感じられる。 ※「すいしえい」と変換すれど 「水死・・」となる時代。明治ははるか・・・ お見事、 酒ブログ 10位! 素朴で真摯な「日本一小さな酒蔵」の日常日記 「地霊の酒」復権友の会推薦BLOG 明日香の霊力の蔵 |
by tatinomi1
| 2008-10-08 06:59
| 縄文日本の心栄え
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Comments(2)
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