角打ちを「てっぱち」と呼ぶー早速神戸角打ち学会研究スタート |
応援クリックお願いします 建国記念日に堂々の発会を果たした 「神戸角打ち学会」。学会となのつくだけに 単なる飲み会グループでなく、まじめな 研究も行おうという主旨。 ◎早速会員の慕撫サイトで 研究のための意見交換が ■Kobe stanndinng bar■ ・まずは「角打ち」語源探求、写真酒さんが 「討ち入り」に起源を求める問題提起。 ・発会式当日、さる会員から 三重県の方では 「てっぱち」 と呼ぶとの話題。 ◎酔った頭の直感、ひょっと「托鉢僧」が 酒屋の前で「お布施」をもらうが 金でなく、酒。このシーンが脳裏に浮かび、確信。 慕撫さんサイトに、この説があるのに 「やっぱり」 ■その慕撫さんサイトに私も以下のごとく 書き込む。 ■我が好きな、放浪の俳人 「種田山頭火」 鉄鉢を持って托鉢。 お金なら上出来。米、煎餅、餅。 たまさか「酒屋」なら この頃は計り売り 樽から「きゅつ、きゅっと」栓を抜き 鉄鉢に入れてお布施。 乞食僧は旨そうに飲む、その場で。 それを見た、客が 「鉄鉢で呑む」のを みて、店先で飲むのを 「てつはち」と呼称。 ◎私はそう信じますがねえ。 俳句サイト引用 ■ ■ 鉄鉢の中へも霰 山頭火の句のリズムは、五・七・五の有季定型の在り来たりのリズ ムではないので、ヨーロッパの詩学の影響を受けた「音歩」の論で 解明するのがいい。土居光知がその大きな一歩を踏み出した「音歩 」の等時性である。鉄鉢の句は、こう読まれる。 鉄鉢の中へも霰 てっ ぱつ のー なか へも あら れー ○○ ○○ ○● ○○ ○○ ○○ ○● 212221 この句の「切れ」は、 ①鉄鉢の中へも|霰 ②鉄鉢の|中へも霰 ③鉄鉢の|中へも|霰 のいずれかであるが、日本語の韻律にある七五調や五七調の、いわ ゆる七と五の大枠を認めるならば、②の切れで読むことになる。五 七調であり、この句を五七調で読めば、他の①③と異なる解釈があ って、句の深いところが明らかになる。 五・七・五の十七字音の句と匹敵する詩のリズムを、五・七の十 二字音の句が獲得するためには、七と五の大枠ばかりでなく、その 大枠の内部に二音や一音といったリズムがあって、七五調や五七調 の単調な韻律に変化をつける必要がある。鉄鉢の句は、最初の五音 が221のリズムで、次の七音が2221のリズムである。最初の 五音の後にひとつの休止があり、次の七音の後にひとつの休止があ る。「音歩」の休止が五七調の切れとうまく合致するのである。「 音歩」で読めば、「鉄鉢の」で切れ、五七調で読んでも「鉄鉢の」 で切れるのである。俳句の切れは、ひとつであるのがいいので、③ よりも②の「切れ」で読むのが自然である。 「鉄鉢の中へも霰」を最初の五音の「鉄鉢の」で切ることによっ て、この句の深いところが明らかになる。この休止は、「鉄鉢」を 包み込んでいる外界の大きな存在を際立たせている。作者の個と外 界の自然とが識別され、曖昧なところがない。「鉄鉢」を持つ作者 と「霰」降る自然とが明確に識別され、その落差の大きさを知る。 もっとも重要なのは、「中へも」で、「鉄鉢の」と「中へも」を切 り離した落差の大きさがあって、「中へも霰」なのであり、ここに 作者の感動があり、作者の深い思いがある。作者と自然との乖離が あり、転じて融和がある。これは、宗教的なものよりも、俳句の心 境といったもので、芭蕉の言う「風雅の誠」に近いものであろう。 (高橋信之) ■ ■ ■ 山頭火も、おそらくどこかの托鉢で お酒をお布施にもらったことだろう。 でも、「鉄鉢」に受けたかどうかは わからない。 でも、角打ちの 語源としては 寂しすぎる ◎発会式に、山頭火の終焉の地 小郡(新山口)の 駅饂飩屋で買った3年前の「清酒カップ酒」 を持って行ったが出し忘れ。 今度の会合に持ってゆこう! 応援クリックお願いします ■神戸角打ち学会 ようこそ神戸角打ち学会へ ■ 「食べログ」に挑戦! 「立ち呑みHAKUDOUのレストランガイド」 ■ 素朴で珠玉のブログ 「 日本で一番小さな蔵の酒造り」 ■ 別館も御贔屓に 「 立ち呑み漂流別館(国酒の将来を憂うる)」 新、更新:「梅一輪」 |
by tatinomi1
| 2011-02-13 08:55
| 神戸角打ち学会
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Comments(4)
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同期のチューバ
at 2011-02-14 05:17
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HAKUDOUさん
小郡は山頭火終焉の地ではありません 放浪の歌人には珍しく 一番長く住んだ其中庵があり気に入った町ではありました その後、→湯田温泉→松山と移り住み この地で没しました
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tatinomi1 at 2011-02-14 07:19
同期のチューバさん
いやあ、ご指摘ありがとうございます。 山頭火フアンとしては恥ずかしい間違い。 そうですよね、松山で終焉。 一番長く住みいい時代だったのでしょう。 小郡はなんともいい町。 清酒「山頭火」もいいお酒。
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同期のチューバ
at 2011-02-14 21:01
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tatinomi1 at 2011-02-15 07:44
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