「白嶺」嗚呼、國酒のかぐわしさ! |
宜しくお願いします 応援クリック 昨日は、住吉の名店「さかなでいっぱいプラス」 での酒イベント。神戸角打ち学会の渡邉会長から 誘われ参加。いやあ、見事な会合。 京都府は宮津の歴史と見識蔵「白嶺」の蔵元から 自慢の酒をひっさげて、ここ住吉の地で会合。 いきなり、入店すれば、利き酒テストが。 3杯のグラスの酒を利いてそのなかで ひとつだけ違う酒を当てる。 まこと簡単。この蔵元はなかなか。 客の酒を見極める「程度」を見ている。 味覚テストなどで、事前に判定者の 選別をしていないと、そのテストは 間違ったものとなる。のちほど結果 発表があり、景品を配ったがやはり 2割ほどは、間違った方もいた。 ◎酒飲みだから酒の味がわかる というのは、大きな幻影。 酒のカリスマに舌をあずけている 「吟醸マニア」も数知れず。 ましてや「大酒のみ」は案外 酒の味に無頓着。さらに 多くの酒屋もあまり酒の味には 無頓着。 この蔵は、見事な「見識蔵」と見た。 合計、8種類の酒を飲むことになる。 これが全容。 この8種に、秘蔵の2種を加えた見事な布陣。 今をときめく「馬子にも衣装酒」にない 見事な深みと広がり。 やはり 風土 蔵元の人柄 を味わうのが「國酒」の根幹。 酒ブローカーのこさえた「舌先だけの」 「國酒」もどきの「日本酒」にはない 奥深い味わいを楽しまねば。 ◎観じたのは、地元に根ざしながら 「今の流行酒」にも、こだわっている姿勢。 実にいい。 伝統と流行、素朴と洗練 実にバランスがいい! ◎圧巻は、25年古酒。 壷入り1万3千円以上する逸品。 おや、古酒らしい感じが希薄。 これに、好感。 まわりから「あーーら、紹興酒みたい!」 これが、誤った古酒を増徴する。 古酒専門蔵の一部か多くは 思いもかけぬ製法で古酒を促成栽培? するという噺を聞いたことがある。 要は、甘く劣化しやすい酒に仕上げ 夏の炎天下に高温でさらし、劣化を加速 要は、促成劣化で醤油のような「劣化酒」 に仕上げる、と。にわかに信じられない話。 ◎10年ほど前、今は休業中の 飛鳥の銘酒「右近橘」。社長が言うには 古酒で売ろうと5年冷蔵庫で保存したが 古酒にならない。飲ましてもらったが 確かに、あの古酒専門蔵のものとは 別物。古酒好きの方はあの専門蔵の古酒が 好み。こうして、古酒を断念。 そのときの、古酒の味が今回の25年古酒。 よほどしっかりした造りなのだろう。 それもそのはず。この蔵は軍港「舞鶴」 に近く、「舞鶴」ブランドの酒は 海上自衛隊の方に買ってもらっているよう。 さらに、護衛艦ラベルもあるようだ。 呉の酒が軍用酒で、しっかりした造りで 劣化が少なかったように、この酒も そういう意味で劣化のしにくい酒、なのだろう。 25年古酒 ・古酒ファンには「古酒らしくなく」物足りない ・國酒フアンには、「古酒」はあまり好まれない こんな世界に踏み込む蔵の見識がいい! いやあ、見事な蔵。 昔から「平時には辛口」「有事には甘口」 と言われるが、軍用酒は 甘口でありながら、辛口のように 劣化の少ないことが要求される。 この蔵の、幅広い「酒のジャンルの幅」 舞鶴という地に近い、風土によるものか。 舞鶴は一度も行っていないので 今度行って確かめてみたい! 実に、奥深く、いい会合であったことか。 ■庶民看板問題■ 「立ち呑み漂流 裏サイト」で、 流儀本表紙を看板に無断流用した件 両者のFBメール欄での全やり取りを 公開します。お読みいただけば事の真相が 明確にわかります・ ※下をクリック下さい! こちらもランキングクリックで 応援下さい! 立ち呑み漂流別館 酒文化を真に愛する方はご覧を! 素晴らしき國酒伝統を守るため。 宜しくお願いします 応援クリック ★読売TY関西情報テン「カラクリ」で「立ち呑みの流儀」紹介さる★ 読売テレビサイト動画(6月16日放映分 カウンター 11:13~) 「立ち呑みの流儀」本。ネット通販でも多少あるようですが 関西の方は、十三の「呉羽中島酒店」でお求めいただけます。 ■「立ち呑み 庶民」 食べログ表記で 「庶民」 なる立ち飲み店は わが「立ち呑みの流儀本」とは一切 の関係を有するものではありません! |
by tatinomi1
| 2014-04-28 07:37
| 日本の国酒
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