◎「痕跡の哀歓」・・・・・角打ちの本義 |
宜しくお願いします 応援クリック 櫻島は噴火警戒レベル。 天津では大規模な爆発炎上。 タイではテロによる、大事故。 なにやら、きな臭い。 そんななか、今テレビでの 「山鹿灯篭踊り」あたまに 明かりのともる提灯状の 灯篭を被っておどる優雅な 踊り。こういう美しいものを 見ると、心和む。 願わくば、きな臭いニュースは 見たくない。が、目をつぶるだけでは。 「戦争法制」も、こんな時代。 しっかり向き合わないと日本は 溶けて崩れ去る。 ■本題■ 酒場の祖形であり原点の「角打ち」 気の利いた「酒」がありわけでない 目の覚める「肴」もあるわけでない。 そこにあるのは・・・ 哀愁 哀愁痕跡を、さがし、たどり、めでる。 これが、祖形角打ちで飲む醍醐味。 人生の後半にふさわしい世界。 「足の痕跡」 しばらく帰省していた、佐伯の雨月庵。 この佐伯市にある、哀愁の角打ち 「長木酒店」 長く通っているのに気つかなかった。 幾十人が、幾万回、同じ足取りで 入り口から、四角い小さな角打ちテーブル まであるく床。 一つの小さなテーブル。入り口は一つ。 しかも、床がビニール系床材。 全て、揃っての、哀歓。 「手の痕跡」 いや、正確には「コップの痕跡」 と言おうか。 列車のロングシート、背もたれのこすれ 痕跡。座る位置が定まるから。 ここは、大阪角打ちの哀愁では 最右翼の、十三は「酒のイマナカ」 入り口付近のカウンター。 位置口付近なので、 「立ち居地」が決まり、定まる。 こう痕跡がくっきりすると、その上に コップや酒を置きたくなる。 ◎さらに渋い國宝的角打ちなどの場合 無垢の天板のカウンター。 こちらは、コップの位置が へこんでいたり。 イマナカはデコラの安物天板ゆえの 哀愁世界。 ■長木もイマナカも、安物素材を使うが ゆえの、哀愁・哀歓。 これも、店の見識・味わいと 見るべきか。 宜しくお願いします 応援クリック |
by tatinomi1
| 2015-08-18 06:45
| 路地裏の魔物
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Comments(2)
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