燻し銀化と見まごうメジャーカップ。「十三イマナカ」の国宝級骨董。30年以上健在、のはず。 |
立ち呑みで飲む「安物ウイスキー」も、渋い風情。なにも「立ち呑み=日本酒コップ酒」の構図ではない。とは、いうものの。よほどの渋い酒徒でない限り、日本酒を飲む人が激減。ゆゆしき事態。と、まあ、世の流れ。 いまの小泉さんの「愛国風情、売国政権」じゃあもん。日本人の魂、日本酒も分がわるい。そもそも、日本酒とは、「飲む、日本精神」なのだから、無念の世だ。「立ち飲み」の単に椅子を取り除いたカタチ、とは、その心栄えの部分で全く異質な酒屋の「立ち呑み」なのだが、小泉さんの進める「アメリカ世」の表面だけの取り繕い文化。 安易・精神の核のない「昼はうどん・夜は立ち飲み」といったジキル・ハイドのような文化性なし、経済性至上のみせばかり、跋扈。 この地縁サロンも大型店。酒のディスカウンターに太刀打ちできず店をたたむケース。逆に「立ち呑み」前面に、真正面から戦いを挑む店も。 がんばれ「日本の地縁文化」 プラスチックの薄板のような、薄い文化とは、訳が違う。 ●ここ十三の東の雄。「酒のイマナカ」。決まって飲む「霧島ソーダ割り」(異常な芋ブームでここで霧島が飲めない。150ミリリットル200円では、提供できないソーダ。そうだ。いまは安物パック焼酎) その、ソーダの半分を大型グラスにたっぷりな氷に、150ミリリットルの焼酎と混ぜ、ぐび、ぐびりんこ。うめえ。安モンの博多の華でも、勢いと気合で飲めば飲める。早く異常な芋ブームが崩壊して、ここで普通に霧島が、のみてえ、ものよ。 ■そして・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ これからが、本題。 少し残ったソーダ。そうだ、ウイスキーをもらおう。 レッド、ハイニッカ シングル 140円 ブランデー VO 140円 シングルでええ。 頼むと、店員のお兄ちゃんが、恐ろしく年季の入ったメジャーカップで ウイスキーやブランデーを次いでくれる。 不思議だ。このメジャーカップで計量すれば、安物の 薄っぺらな味も「イマナカの味わい」に変わる。 イマナカ7不思議のひとつ。 こういうものが「市井の文化」と呼ぶにふさわしい。 まさに、日本的なあまりに日本的な 燻し銀のような、名店。 市井の古典。 だが、この名店を名店と見抜けない 「アメリカ世」大衆の不幸。 ●センスのいい、魅力サイト 「十三飲み荒らし隊」 の精度よい美しい写真 一見の価値あり。他の椅子あり名店も充実 ●人気ブログランキング、立ち呑み文化継承に 声援を! 人気blogランキングへ |
by tatinomi1
| 2005-08-27 17:27
| 立ち呑み名店
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