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「立ち呑みの流儀」発売中★「酔ってらっしゃい、魅てらっしゃい」、浪速の立ち呑み研究家の、漂流エッセイ。汚れた画面の背後にある、「コップの美学」をお楽しみください。
by tatinomi1
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右近橘」日本一小さな蔵の酒造り

我が国東に通底する
風土の深み。
飛鳥は心、風。






◎産まれる前から飲んでいる
 我が「地霊の酒」の
 音叉ならぬ「酒原器」

 先祖の地の雄
 「萱島酒造」

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  コーナー削除さる。



フィードメーター - 立ち呑み漂流



■焼酎ブーム終焉後にも凛として残る、「文化・見識蔵」
久家本店公式HPの影に
潜む、実は、最強サイト

常蔵フアンクラブ

足立さんの味わい視点、
 社長の達観。
 社員の和がすてき。
★この人柄ありて、この酒。

■立ち呑みの本義に迫る
 「渾身」のライフワーク。

 伊藤博道の立ち呑み
 エッセイ、だいこんおろし。

   立ち呑みの流儀




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立ち呑み漂流(その弐)

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★郷里豊後の
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酎州大分の麦焼酎バンザイ



★「霧島」のふるさと都城発信。日向焼酎のこだわりサイト。

美しい日向の風土!目の覚めるように美しい写真も必見!
Ja.Ja.Songeja.Songejaga!



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縄文の息吹き

立ち呑みの流儀

浪速の立ち呑み日記

路地裏迷宮

不思議幻燈館
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●コップ持つ手に「生きる実感」酒は自然に、生(き)で飲もう。割る人生は「薄い人生」になる。


●「人情の機微」に思いをはせよう。人間に生まれた僥倖にこころ打ち振るわせよう。


●「幽けきもの」に耳を澄まそう。「声無き声」に耳を澄ませよう。


●不要なものは排除しょう。酒屋の「立ち呑み」は究極のシンプル。それでいて、こころ満たされる。


●自分の「感性」を可愛がろう。マスコミや時流に乗った「プラスチックの薄板」のような人間の「たわごと」に乗らないようにしよう。「吾は我」。好みに高低も貴賎もない、「目をつぶるなかれ」。自己のセンサーを信じよう。

●「デザインされるな」。「プラスチックのようなセンス」
に覆われるな」。

●「人生の些事」こそ生きる糧にしよう。古代縄文の民の愛したのは、身辺の名もなき草花。




生きる力の源は身近にある、「心が曇ると」それが見えない。







縄文の「素朴な命」を遊ぼう。











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魂のゆらぎ「闇の深み」。陰影礼賛の世界が場末の飲み屋にある「ヤマト」。場末にこそ真理あり。

魂のゆらぎ「闇の深み」。陰影礼賛の世界が場末の飲み屋にある「ヤマト」。場末にこそ真理あり。_c0061686_1510284.jpg

阪急中津駅出てすぐ。この店。なにも看板もないが、糖尿病の赤犬でも、すぐわかる立地。ぜひお立ち寄りください。重ねていいますが「濃い人生、濃い酒、濃いアテ」にそぐわぬ御仁はご法度ですぞえ。スタイリッシュ立ち飲みの御仁は、なおさらご法度。場をわきまえてほしい。

■    ■   ■   ■   ■   ■   ■


我が渾身のサイト「立ち呑みの流儀  巻四」より



「何時間の立ち呑みに耐えられるか」



本格立ち呑みの場合は、せいぜいい十五分か二十分。長くても三十分の滞在時間が望ましい。長時間酒が飲みたいなら、居酒屋系の立ち呑みに行けばよい。
思い出すのも懐かしく、そしておぞましい。あれは三十代の後半。仕事で知り合った酒豪U氏。小柄で顔は鈴木蘭々、顔に似合わず喧嘩っ早く気性が激しい。だが、人の道をよくし、心ばえがいい。沖縄の出張で台風に追われ、あわてて帰ったため泡盛の一杯も飲めなかった。無念さのあまり、阪急神崎川近くの沖縄料理店で弾けるように飲んで、いっぺんに意気投合。もう一度時間を気にせず弾け飲みをしようということになった。
二度目の対決を挑む場所を何処にしょう。しばし考えた末、中津の居酒屋立ち呑み「八州一(やしまいち)」を選んだ。勿論、昼酒。ちょっと脱線するが中津という町は酒徒にはたまらない。つまり「安く、おいしい」から。その理由は、こうだ。中津は梅田と十三の中間。どちらにも歩いてすぐ。この地の理の中で生き残るには「梅田よりおいしく、十三より安く」しかない。その中津らしい店がこの「八州一」。実に味の濃い店。立ち席ばかりで十席ほど。吹けば飛ぶような小さな店。奈良産の素朴で黄金色に輝く昔ながらの地酒「八州一」を、アルミのタンポで一合づつ湯せんで絶妙な燗をつけてくれる。黄金色の酒がはえる小振りのガラスコップもいい。あてもなかなか。なかでも、甘辛く真っ黒に煮詰まったようなおでん。煮詰まったようで、実は煮詰まっていない。このおでん、薄味至上主義の関西にあっては異端。でも、このおでんは地酒「八州一」との相性が何ともいい。「ぬ た」「たこ酢」「おから」は舌が生涯忘れ得ぬ味として覚える程。
惚れ込んだ一銘柄「八州一」にとことんこだわり、燗の温度を決め、器を決め、これを基準にして全ての肴の味を合わせる。近ごろ、こんな店とんと見かけない。
先を急ごう。U氏と土曜の二時前、阪急中津駅で落ち合う。敵も気合い、気力とも充実の様子。この店が開く二時、一番乗りの客となる。きちんと整理され準備された店、だが整然とした中にスキがあり居心地がいい。日の高いうちから飲む幸せ。酒を二、三本飲む毎にチェイサ-変わりに小瓶のビ-ルで喉を潤す。時間の経つごとにアルミのタンポがどんどん積み上げられてゆく。肴もだんだんあっさりに。「サラダ」が「煮豆」そして「じゃこおろし」に。やがて「漬け物」から「梅干し」に。揚げ物、焼き物を卒業したころから、店を夜の帳がじんわり包み始める。
外は夜らしい。始めのうちは「個」と「個」が向き合って酒を飲んでいるが、やがてどちらもアルコ-ルで人格が気化しはじめる。やがて、「命あるもの」と「命あるもの」が、時を越えて戯れはじめる。そのうち、人類初源の「おぼろ」な世界に入る。そのうちおぼろは更にもやもやに代わり、最終の段階に入る。人類発生以前の「物質の記憶」の世界をさまよい始める。こうなると、もう「抜け殻」と「抜け殻」がただ丸太のように立っているだけ。やがて、当然の帰結。棒状の丸太はゴロンと倒れるしかない。椅子等に座り安易な気持ちでの飲もう事なら、この酒による精神界の旅行も、途中までも行き着かないだろう。
本気で酒を飲むということは、何とも「すさましい」ものだ。このような酒には、椅子もいらない、奇麗な装飾もいらない。居心地のいい環境は、このての酒には不要、というかむしろ邪魔。イメ-ジの固定化が起こり「おぼろ」世界に旅立てなくなる.
つまるところ、本格酒徒のDNAには「モンゴル大草原での輝くような昼酒」のイメ-ジが焼きつけられているのではないか。夜の歓楽街を飲み歩くのは、それはそれでなんとも楽しいが、「酒」を楽しむのではなく「酒」にまつわる雰囲気を楽しんでいることになる。酒の好きな人も、きらいな人も。そして、酒の飲める人も、飲めない人も、みんな仲良く楽しめる。これはこれで、すばらしい文化だ。進化というものか。
延々と、八時間。立ったままの八時間。昼の二時から夜の十時まで。酒に遊び、幽界に遊んだ二人の末路はこうだ。私はなんとか、夜中にJRの大阪駅ガ-ド下で我に返り歩いて当時の十三の家にたどりついた。U氏は、翌朝自分の部屋で、自分を発見したそうだ。服はボロボロ、どろどろだったそうな。あとで大分経って聞いたことだが、彼はそのあと二日ほど会社を休んだそうな。













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by tatinomi1 | 2005-11-27 15:22 | 立ち呑み名店 | Comments(0)
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