◎漂白の俳人「山頭火」。わが立ち呑み漂流の原点、今日はその予感。 |
変な駅名改定。山口は、「小郡」が なんと「新山口」に名称変更。 ■わが心の原点「自由律俳句」の、放浪俳人 種田山頭火。酒の句が特にいい。 縄文的酒飲み、枯淡の俳人。 ▼わが「自由律山頭火もどき俳句」も、読んでいただければ・・・・ どさくさに・・・・ 晩年、この小郡で「其中庵」で、晩年の死期を迎える。 なじみでいえば、蒸気機関車「SL山口号」の基地でもある。 ◎仕事が終わり、饂飩、いや、やはり酒。 駅構内の「饂飩屋」。 おお、「酒」、饂飩の具「海老天」がある。自販機じゃ。 酒はカップで240円。海老天は60円、〆て300円。 関西じゃあ、ざる蕎麦だけでも340円ほど。 酒は、駅饂飩じゃあなくても、周りに星の数。 いい予感、的中。 カップ酒が「大関」「沢の鶴」じゃあなく、なんと 「山頭火」。嬉しく、感涙にむせびそう。 ■「念ずれば花開く」の坂村真民さんの世界も彷彿。 いい酒、濃紺のケレン味のない「ラベル」がいい。 もともと、種田家は、造り酒屋。 この「山頭火」は、実家じゃあない。実家は没落、影すらないらしい。 ◎■◎ 「つくらない日は淋しい」 この意味は、俳句をつくらないひは淋しいの意です。 禅に心酔した山頭火の「一日不作一日不食」の 骨格です。 ●酒の燗は最高。「心ぬくもる、見事な、燗」 通常 居酒屋風情でも、レンジチンすらある。 ここの社員さん、おお、おお、 饂飩を暖めるおたまのような、網に、饂飩のかわり ワンカップ「山頭火」をポトンと入れ「ゆっくり動かしながらの燗」 ■饂飩屋で饂飩抜きのトッピング「海老天」と「カップ酒」の燗。 店に取り、悪い客じゃあのう。 ●最高、「山頭火」の燗、見事な燗。 吟醸酒場では「無視」、居酒屋でも「駄目燗」のなかで 「駅饂飩」で、絶妙な、狙ったような「燗」 この「山頭火」の酒に、ぴったり。素晴らしい。 ■あんまりの見事さに質問■ 「レンジでチンじゃあないんですねえ」 「レンジより、お湯で温めたほうがおいしいですねえ。」 お見事。 絶句。こういう文化を ●なんでも冷やし、「吟醸香」ばかり、一つ覚えでまくしたてる ヒステリックマスコミが、日本酒文化を味気ない方向へ導いた。 更に嬉しい。 「海老天、固くありませんか。」 「饂飩汁かけましょうか」 ●優しい言葉に甘える。 なんと、葱まで。 ◎◎◎まさに、時代を通底した「山頭火」に出会う。 嬉しきこと、限りなし。 >●人気blogランキングへクリック宜しく。 応援宜しくおねがいします。 縄文のシンプル、野太を! よろしゅうに! |
by tatinomi1
| 2006-04-10 21:54
| 日本の国酒
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Comments(3)
イキな社員ですね。
実は、社員も仕事が終わったらそうして楽しんでいるのかも。 社員に乾杯。
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おぉ、こんなところで天ぬきを味わえるとは!!!
Commented
by
縄文HAKUDOU
at 2006-04-11 06:31
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「俺」さん、ようこそ。
会社員としてより「人間としての優しさ」が前面にでているのが嬉しいですねえ。 この饂飩屋さんの企業姿勢もいいのでしょう。 「慕撫」さん どんぶりに移し変え、葱までかけてくれました。 感動ですよ! |
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