■汽車で蘇州。哀愁の列車旅。ようわからんままに到着、の巻き。 |
どこか上海以外にも行きたい。 「周荘」が良かったが、バス便がややこしそう。 列車で一本の蘇州に。 ■昭和初期に一世風靡した「李香蘭」の「蘇州夜曲」の本場 ああ、思いはつのる。 ■ ■ ■ 宿から上海駅までタクシー。曇天。この街は湿度が高く曇天多しとのこと。 ■さながら「上野駅」。全国から出稼ぎや観光に集まる風情。 井沢八郎の名曲「ああ上野駅」の風情。 肥料と思われる「尿素」の大袋を「振り分け荷物」にした 田舎のおっちゃんや、味わい深い顔のオバちゃんが、元気! ◎ずらり切符売り場。訳わからず聞けば「外国人窓口」あり。 一般窓口は、押し合い、へし合い、割り込み、ののしり合いの 元気一杯!面白いなあ。 すぐあとのは売り切れ。1時間ほどあとのを購入。 「硬臥」つまり、2等寝台。 僅か40分で、寝台はいらない。 でもあるだけいい。 30元くらいだったろうか。忘れました。 ■一旦、売り場外に出て、出直しの改札へ。 すごい数の乗客。 ここでも駅員と客のトラブル。 荷物検査の機械を通し、乗り込み。 え、なんと。3段ベットの一番上。 一旦上がったら、二度と降りてこれない風情。 これは権利放棄。 食堂車移動のとき、老練なオバちゃん駅員が ベットの番号券を回収、交換前の「切符」と取替え。 そうか。降車時には、切符が、いるんだ。 人を掻き分け、食堂車へ。 半分くらい空いている。隣の車両は満員。 デッキから、こちらを覗いている。 ■南方系とおぼしきおっさんは「青島ビール」 東北系のおっさんは、ウイスキーの小瓶に入った「白酎」を 飲んでいる。 軍人のような制服の乗務員が集金に来た。 一人30元。 乗車券が35元くらいだったので・・・・。 あわせて60元から70元の蘇州旅行。 →食事つきと見たり! 11時35分くらいに発車。 とろとろトロッコ列車風情。 20分もすれば、食事を配りはじめる。 あいかわらず、隣の車両の立ち客がうらやましそうに指を加え見ている。 この国の縮図を見ているよう。 哀愁ある「独特中国」の安易インテリア。 落ち着いて心地よい。 ブランドバック買いあさりおばさん、ロレックスおじさんには 苦痛の時間になるだろう。 というか、乗らないから心配ない。 800元ほどもかかるオプショナルツアーは バスなのだろう。 「こういう哀愁をすべて排除した」商売合理化ベースで 表層だけ眺める。 ◎おお、素朴きわまりない「現地地霊の味わい」 旨いなあ、旅情という「生易しい」ものでないが 哀愁ある味わい。とにかく旨い! ■雑に作っても「味の深み」を出す名人技か? 旨いはず。乗り込んだ時、石炭臭。 お、懐かしい「蒸気機関車」か、と思いきや。 そんなはずがない。 そうだ、調理用コンロの石炭だったんだろう。 車内はさながら田舎の隣保班の旅行のような ざわめき空間。これがいいなあ。 「旅の風情、極まれり」最高! スープも素朴の極み。 ◎一般的に40分くらいのはずが、2時間以上の旅に。 上海から5つ目の駅くらいまで、とろとろゆっくり 亀のようなスピード。 車窓は、ごみ瓦礫などの散見される あまり美しくない風景。 都心近郊の荒れた風情の日本の風景に、似たり。 やっと、あこがれの「蘇州」 空気は埃っぽく、駅前風景は雑然と汚い。 ◎おお、なんと長い列車編成。 後ろは霞んで見えないくらい。 これを一両の機関車で牽引するのは はなはだ見事! さあ、あこがれの「蘇州」 上海漂流中書き込みなし。 20位くらいかなあ、と思えば。 皆様のご支援で ふんばって8位でした。 これも、おかげさま。 感謝の気持ち一杯です。 ありがとうございます ご声援、よろしく! ★ ■人気blogランキングへクリック宜しく |
by tatinomi1
| 2007-01-08 11:00
| 路地裏の魔物
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