博多「三喜屋」酒店、独特の「角打ち流儀」 |
先日の博多。早朝の一時間散策の大成果。 博多駅前(駅裏)近くに、あろうことか 「博多角打ち」の真髄ともいえる名店。 感動に打ち震えるじぶんを感じる。 看板酒が呉酒の「千福」というのがいい。 お隣の感じのいい酒徒と歓談 呉酒「千福」の話しをするうち、 この方は元自衛官。江田島に何度も行き 呉酒のフアン。 この方の先輩も後で現われ歓談。 久しく呑んでいなかった「上善如水」をご馳走になる。 お礼に偶然持っていた江田島銘醸の「同期の桜」を プレゼント。よほど呉酒が好きとみえこの酒も良く知っていた。 この「三喜屋酒店」の、呉酒「千福」看板酒に至った 経緯は呉の「遊星ギアのカズ」さんの言葉を引用 昔昔、広島酒が彼の地で、盛んに営業していた時代があったようです。 赤道を渡っても酒質が変わらない、海軍ご用達の酒・千福。 他にも「大内山」(今は酒小売のみ)、「水龍」(吉浦で自醸)と 海軍納品の呉酒はすっきり味で、瀬戸内の濃醇とは違う味わい。 千福は、市街地が山に這い上がるキワにある大きな蔵です。 呉市内酒販店店主が始めたおでん屋、杜氏の名前が ラベルになったプライベートな千福。力強き佳き酒 ■日本酒ブーム再来のためには、「単なる味覚談義」でなく こういう、見識ある「酒文化論」の復権こそ大事。 「地味」を離れると日本酒は「命が枯れ」てゆくのでしょうか。 博多の路地裏で着実に「呉酒」が根を張っていました。 遊星ギアのカズさん、濃密な情報ありがとうございました。 ●さて、このカウンター下に注目。 おびただしい、キープの数々。 まさに圧巻。 ここに、ある、 秘密 やはり、圧倒的に焼酎。 紙パックありが博多流。 さて、良く見てみよう。 おお、 瓶に小さな巾着のようなものが下がっている。 コレの下がった瓶を グループで囲んで呑んでいる。 「ライター」か「栓抜き」が入っているのか。 お隣の「毛利」」さんに聞けば、意外や意外。 「グループでたとえば3人で来て、勘定が3200円だとすれば 一人1000円集め、あとの200円はこの袋に入れておくのです」 ■お見事! 関西の「立ち呑み」シーンでも、特にサラリーマンの多い 店の場合、 勘定時点になって 「俺は2000円」 「いや1850円でいい」 「いやあ皆均等に割ろう」 そのうち、ひと悶着。 挙句の果てに、 店の主人に 「すいません、均等割りならなんぼ?」 ●めんどくさそうに、 「一人1848円」 「いやあ、8円は俺が払う」 「もういい、端数の44円は俺が」 延々と続グループに 周りは辟易。 博多ん男は、 こげなん好かん という声が聞こえてくる。 博多祇園山笠のある、 粋な街である ●でも、浪速の割り勘文化も 度を越さねば 独特な味わい風情。 ☆10位転落、でも感謝です!。 ■人気blogランキングへ クリック宜しく お読みいただいてありがとうございます。 これからも立ち呑み漂流、宜しくお願い申しあげます。 素朴で真摯な「日本一小さな酒蔵」の日常日記 「地霊の酒」復権友の会推薦BLOG 明日香の霊力の蔵 |
by tatinomi1
| 2007-12-12 06:00
| 立ち呑み名店
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